行きゅんにゃ加那

行(い)きゅんにゃ加那(かな)吾(わ)きゃ事忘(くとぅわす)れて 行きゅんにゃ加那打(う)っ発(た)ちゃ 打っ発ちゃが 行き苦(ぐる)しやソラ行き苦しや

※行ってしまうのですか?私のことを忘れて行ってしまうのですか? いえ、あなたを置いて行くのは大変心苦しいことなのです。

行(い)きゅんにゃ加那(かな)吾(わ)きゃ事忘(くとぅわす)れて 行きゅんにゃ加那 汝(な)きゃ事(くとぅ) 思(う)めばや 行き苦(ぐる)しやソラ行き苦しや

※行ってしまうのですか?私のことを忘れて行ってしまうのですか? あなたことを想うと大変心苦しいです。

阿母(あんま)と慈父(じゅう)物憂(むぬめ)や考(かんげ)えんしょんな 阿母と慈父米取(くむとぅ)てぃ 豆(まむ)取てぃ 召(み)しょらしゅんどソラ召しょらしゅんど

※お父さん、お母さん、心配しないでください。私が米や豆を作って食べさせてあげますから。

目ぬ覚めて夜(ゆる)や夜(ゆ)ながと 目ぬ覚めて汝(な)きゃ事 思(う)めばや 眠(ねい)ぶららぬソラ眠ぶららぬ

※夜に目が覚めてしまいます。あなたのことを想うと眠ることができません。

鳴(な)きゅん鳥(とぅり)小(ぐわ)夜明けぬちぢなんて鳴きゅん鳥小 うりや 吾(わ)きゃ加那(かな) 思出(うめじ)泣き ソラ 思出(うめじ)泣き

鳴(な)きゅん鳥(とぅり)小(ぐわ)立神沖(たちがみうき)なんて鳴きゅん鳥小吾(わ)きゃ加那(かな) やくめが 生(い)き魂(まぶり)ソラ生き魂

また拝(うが)も 来年(やに)ぬ 今(なま)ごろ また拝(うが)も 節(してぃ)や 水車(みでぃぐるま) 巡りあお ソラ 巡りあお

※また会いましょう。来年の今ごろに。時節は水車のように巡って再びお会いできることを願っています。

取ったん金(かに)ぐゎ 店屋の番頭しゅて 取ったん金ぐわ 屋仁川(やんご)ぬ浮世に 打ち惚(ふ)れて スラ打ち惚(ふ)れて

待ちゅらば来う 風呂屋の角なんて 待ちゅらば来う 風呂入り名づけて 会いに来よ スラ 会いに来よ

忘りんしょんなよ 離りて暮らちむ 忘りんしょななんよ 島唄 島口 島踊り スラ 忘りんしょんなよ

※忘れないでください。島を離れて暮らしても、島唄、島の言葉、島の踊りを忘れないでください。

遊びん しょろや 汝きゃ吾きゃ 寄合(ゆりゃ)とて 遊びんしょろや 三味線な出(いじ)たか 島唄ぐわ スラ 出じゃしんしょれ

遊びん しょろや 時々寄合(ゆりゃ)とて 遊びんしょろや 島唄あびたり話しんちゃしんしょちゃり スラ遊びんしょろや

懐(なてぃ)かしゃや 三味線ぬ声ぐわぬ 懐かしゃや 汝きゃ島 吾きゃ島 思出(うめじゃ)しゅんど スラ懐かしゃや

懐かしゃや 稀々 拝みば懐かしゃや 元気し参(うも)りゅんにゃ 気張て参りゅんや スラ懐かしゃや

懐かしゃや 道弾き三味線ぬ 懐かしゃや 妻(とぅじ) 居らん青年(ねぃせ)達ぬ 三味線だろ すら三味線だろ

遊びばよ 汝きゃ吾きゃ 寄合(ゆりゃ)とて 遊びばよ 遊ばぬ 友人(どぅしん)達(きゃ)や 嫉妬(わぁなり)しゅり すら嫉妬しゅり

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