いんみ役目(やんみ)

歌詞

1
いんみやんみ 目鼻や切りたん いんみやんみ
南蛮瘡(なばんがさ) 出(いじ)ゃちゅて 辛塩(からしゅ)食(か)で
ソラ 辛塩(からしゅ)食(か)で

2
いんみやんみ 食(か)だる 辛塩(からしゅ)や 何(だあ)辛塩
悪石(あくせき)辛塩ぬ 生痛(なまいた)み
スラ 生痛(なまいた)み

3
いんみやんみ 悪石(あくせき)辛塩や 何杯(なんぺ)食(か)で
ぶち欠け丼(どんぶり)ぬ 八杯(はっぺ)食で
ソラ 八杯(はっぺ)食で

4
いんみやんみ 八杯(はっぺ)辛塩や 如何(いきゃ)し食(か)でぃ
唐芋(ながはま)加(か)てとてぃ たぐり食でぃ
スラ たぐり食でぃ

5
いんみやんみ 何(ぬ)がよ 一人(ちゅうり)し 道作(て)くゆん
大都(ふうど)ば 焼(やあ)ちゅる 罪被(かぶ)しこてぃ
ソラ 罪被(かぶ)しこてぃ

6
いんみやんみ 焼(やあ)ちゅる 焼野(えへの)や 何処(だあ)ぶてが
大都(おおと)等原(とうばる) 原いっぺー
スラ 原いっぺー

意味

※1 いんみは渾名。魚(いゆ)の目?役目はお兄ちゃんというくらいの意味。目鼻や切りた⇒目鼻が崩れる 南蛮瘡(現代語読みは、なんばんそう)⇒梅毒
※2 生痛み⇒なま腐り
※3 悪石⇒悪石島
※4 唐芋(ながはま)加(か)てとてぃ⇒長浜さんの里芋をおかずにして たぐり食でぃ⇒かき込んで
※5 何(ぬ)がよ⇒どうして 罪被(かぶ)しこてぃ⇒罪を株って
※6 何処(だあ)ぶてが⇒どの辺か 大都⇒地名 等原(とうばる)⇒平地

いんみ役目は今里の人で明治あたりの人といわれる 塩辛を八杯食べたり原っぱを焼いてその罰に道作りをしたりと面白いエピソードが並ぶ唄となっている 行きゅんにゃ加那の節で唄う


PDF

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です