朝花節

歌詞

1
ハレーイ まれまれ 汝(な)きゃばぁうがでぃ よいさ よいさ よーハレーよいよい
ハレーイ 神ぬ引きゃ合わせに ハレー まれ 汝きゃばあうがでぃ

2
三味線ぐゎぬ 声(くぅい)聞きば
我(わ)きゃが、浅(あさ)しょなむんな
しょうやねんど ましょうやねんど

3
ハレーイ 参(いも)ちゃん人(ちゅう)ど 真実あらなぃ
ハレーイ 石原踏み切ち 参(いも)ちゃん人ど 真実あらんなぃ

4
ハレーイ 拝(うが)まん人(ちゅう)ど 拝でぃ知りゅうり
ハレーイ 命ながむとぅ居(う)りば 拝まん人ど 拝でぃ知りゅり

5
ハレーイ まれまれ 汝(な)きゃばぁうがでぃ
ハレーイ 今(なま)汝きゃ 拝(うが)むぃば にゃ何時(いてぃ)頃 拝むかい

6
唄(うた) 出(い)じゃさんな やり出(い)じゃさんな
唄(うた)や しどぅ 成(な)りょりゅんが
唄(うた) 出(い)じゃさんな やり出(い)じゃさんな

7
遊(あすぃ)びしろう 寄(ゆ)りょたん 同志(どぅし)んきゃ
唄(うた)とぅ 三味線(しゃみせん)くゎし
遊(あすぃ)びしろう 寄(ゆ)りょたん 同志(どぅし)んきゃ

8
汝(なん)一人(ちゅり)一人(ちゅり) 物(むん)言(い)わじぃ
あったらか 三味線(しゃみせん)ぐゎ
汝(なん)一人(ちゅり)一人(ちゅり) 物(むん)言(い)わじぃ

9
付(てぃ)ききららんてぃむ 付(てぃ)きてぃ給(たぼ)れ
吾(わ)ぬが やしゃ声(ぐい)
付(てぃ)ききららんてぃむ 付(てぃ)きてぃ給(たぼ)れ

10
汝(な)きゃ唄(うた)くぅば
拝(うが)だんなりば
七節(ななふし)きりくみたる
はんしょかぬなり 美声(みくい)

11
稀稀(まれまれ)汝きゃば拝でぃ 汝きゃば一目(ちゅめ)拝(うが)だと 目まぎりしゃんど吾(わん)な

12
汝きゃとや稀稀(まれまれ)ど 互(たげ)に稀稀じゃんが 夜(ゆ)さり遊(あす)びんしょろや

13
夕飯(ゆぱん)食(か)でぃよ 髪(かまち)結(ゆ)てぃ 家前(やんめ)ば出(いじ)でぃ 月や三時(さんとき)下がたんど 思(うむ)いむしゃんど 待ちむしゃんど

14
あがてんげぬ島なん 吾きゃ親ば置(う)ちゅてぃ 夜(よね)下(さ)がりなりば 吾(わ)きゃ親(うや)見り欲(ぶ)しゃんど

15
面影(うむかげ)ぐゎぬ立たばやちょ 高き山登(ぬぼ)とてぃ ハンカチ招(ま)んち 立っちゅりよ加那

意味

※1
※2 三味線の声を聞けば私たちは 根性がないからしょうがありません、本当にしょうがありません。
※3 石原を踏み越え、こうしてわざわざ御足をお運び下されたあなたの真実に触れ
私は嬉しさでいっぱいです。
※4 今日こうして未知のあなたにお逢いして、よく知ることができました。
これも命ながらしていただいたからこそで,本当に命あってこそ未知の人にも逢えるというものです。
※5 たまたま皆様方にこうしてお逢いできましたが、さて今度は、いつまた、お逢いすることができましょうか。
※6 唄いましょうよ やりましょうよ 唄は、やってこそ、上達しますよ 唄いましょうよ やりましょうよ
※7 遊びましょう 集まった友達よ 唄と三味線とで 遊びましょう 集まった友達よ
※8 あなただけだよあなただけだよ 話をしないのは(意訳:唄をうたわないのは?) もったいないよ 三味線が あなただけだよあなただけだよ 話をしないのは
※9 つけられなくて つけてください わたしの悪声(ダミ声?)つけられなくて つけてください
※10 あなたの唄を聞かせていただきました 七つの音を出す半笙のような美しい声を
※11 久し振りに皆様にお会いして眩暈がするほど嬉しい
※12 お互いに久し振り 今夜は心ゆくまで唄遊びを楽しみましょう
※13 ※喜界朝花 夕飯をすませ、髪を結い、庭におりて 月がかたぶくまであなたを待っていました
※14 ※亀津朝花 あんな遠い島に親を残して夕暮れ時には会いたくてならない
※15 面影がたつときは、山に登ってハンカチ振って立っててください

動画

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