徳之島一切節

【意味】
1
徳之島亀津にきゅらむんうたんちゅかな
きゅらむんやあたんてん 愛きょうぬねんたんちゅかな

2
徳之島一切節たっきゃりなさらんかや
一 切や加那がたみ 一切や吾んがたみど

3
吾二人(わったり)談合くゎしゅて名瀬かちひんぎろや
名瀬や島近きゃさり 鹿児島ひんぎろや

4
岬 とんばらぬ潮鳴り(しゅなり)音聞けば
あわれ吾ん加那が冬旅しみきらんで

5
うとるしゃやうとるしゃや
ゆうびぬうとるしゃや
赤 ぎっとかんびむんりぬ
わんめーれなさんちし

6
はやたる一切節 二切り(たっきゃり)なさるとや
一切や加那が為 一切や吾が 為だ

7
加那が縁(いん)ぐゎと 吾きや縁ぐゎと
竹(がらん)節なんくみて
竹節に横(ゆく)割れしゅんて 縁ぬ切りなるめ

8
あ がてげぬ島な 吾ん加那一人うちゅち
宵さがいなれば 吾ん加那見ぶしゃ

9
下(く)だい走る水な 桜花浮きて
無蔵が手し取た い 吾きゃが手ぐゎ取たい


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