十五夜会 八月踊り 歌詞集
2011/5/19 すあま 作成

足習(あしなれ)
1,
足なれば なろてぃ
手(てぃ)振り振りなろてぃ
ハレ声(くぅい)ならちから
(あ)や踊(うどぅ)てぃ うぇしぃろ よんど ハレ
声(くぅい)ならちから
ハヤシ(ヒヨヤレヤレ)
声(くぅい)ならちから(あ)や踊(うどぅ)てうぇせろよおんど

2,
餅(むぃち)ふしゃむあらぬ
酒(しゅ)受けふしゃむあらぬ
ハレ昔親(うや)ふじ(い)ぬしちほしぇべろ よんど
ハレ昔親(うや)ふじ
ハヤシ(ヒヨヤレヤレ)
昔親(ふじ)(い)ぬ し(すぃ)ちほしゃべろ よおんど

3,
唄かわせ かわせ
節かわせかわせ
ハレ唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よんど ハレ唄ぬかわりば
ハヤシ(ヒヨヤレヤレ)
唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よおんど

今日ぬほこらしゃ
1,
今日ぬほこらしゃや 何時よりも勝れ
ハレ何時も今日の如にあらちたぼれ
ヨイゴラサヨイゴラサヌ、ヤリャコノ

2,
頭(かまち)立派(じっぱ)ん結(よ)て芭蕉着(ばしゃぎん)ぐわ着せ(すぃ)てぃ
ハレ伊子茂 大和船真米 取らそ
ヨイゴラサヨイゴラサヌ、ヤリャコノ

3,
目出た目出たの若松さまよ
ハレ枝も栄える葉も茂る
ヨイゴラサヨイゴラサヌ、ヤリャコノ

4,
直庭(まやん)めぬ 胡椒(くしょう)木ぬ
枝むちぬ 美(きゅ)うらさヤリャコノ
我島娘(めえらべ)ぬ 体持(どぅもち)の美(きゅ)らさ
唄かわせ かわせ
節かわせかわせ
ハレ唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よんど ハレ唄ぬかわりば
ハヤシ(ヒヨヤレヤレ)
唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よおんど

エーウミ
1.
八月やなりゅうり飛(とぅ)び羽(ばね)やねらぬ
はれ兄弟(うとぅじゃ)片羽(かたばね)や からちたぼれ

2,
一つある羽た 加那しゃせに着せてぃ
ハレ吾(わぬ)や奥山ぬ かずらだすき

3,
太鼓(てぃでぃみ)ぐや打ちば 一里がてぃ届(とぅゆ)む
ハレ吾きゃた一里から聞ちど来(きゃ)おたど

4,
貴方(なーきゃ)も一里から吾きゃも一里から
ハレ互に一里から 聞ちど来(きゃ)おたど

5,
遊べそべ遊べ 二十歳がてぃ遊べ
ハレ四十が声(くい)経(た)たば 思(うも)たばかり


唄かわせ かわせ
節かわせかわせ
ハレ唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よんど ハレ唄ぬかわりば
ハヤシ(ヒヨヤレヤレ)
唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よおんど

嘉鉄ぬいなくん主
1,
嘉鉄ぬいなくん主や
清水ぬ寺かち馬乗(ぬ)りが
馬やなつ(てぃ)けぐとう
松がね馬乗りが
ウマレーショイナー
馬やなつけづとう
松がね馬乗りが

2,
松がねぬ顔(てぃら)や
見りば鍋ひくる
織(ぬの)や織(う)らちん見りばや
枝うちさんとゆぅみ
ウマレーシショイナー
織(ぬの)や織(う)らちん見りばや
枝うちさんとゆぅみ

3,
すぃちぃとぅしばさしや
七日(なぬか)ひだめゆり(むぃりゅり)
七日七夜(なぬかななゆる)や
踊(うどぅ)てぃうぇすぃろ
ウマレーショイナー
七日七夜(なぬかななゆる)や
踊(うどぅ)てぃうぇすぃろ


唄かわせ かわせ
節かわせかわせ
ハレ唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よんど ハレ唄ぬかわりば
ハヤシ(ヒヨヤレヤレ)
唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よおんど

てぃくてんぐゎ
1,
てぃくてんぐゎぬ星(ふし)や
ヨーハレ 照(てりゃ)りばどぅ美(きゅ)らさ
ヒヤルヤールヒヤルガヤッサイ マタチガヤッサイ

2,
吾きゃが二十頃や
ヨーハレなほもまた美らさ
ヒヤルヤールヒヤルガヤッサイ マタチガヤッサイ

3,
八月やなりゅうり
ヨーハレ翔(とぅ)び羽やねらぬ
ヒヤルヤールヒヤルガヤッサイ マタチガヤッサイ

4,
兄弟(うとぅじゃ)片羽(かたばね)や
ヨーハレ借らちまた給(たぼ)れ
ヒヤルヤールヒヤルガヤッサイ マタチガヤッサイ


唄かわせ かわせ
節かわせかわせ
ハレ唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よんど ハレ唄ぬかわりば
ハヤシ(ヒヨヤレヤレ)
唄ぬかわりばぁどぅ節むかわる よおんど

はまさき
1,
浜先に這ゆる
根ぬかでぃらヨハレ
生え先ぬ無だな
元に戻ろヤショラ

2,
元どぅ元なりゅり
先じ根ぬ咲きゅむぃヨハレ
先じ根ぬ咲きゅすぃ
根無しかでぃらヤショラ

3,
天ぬ美ら星や
読みば読みなりゅりヨハレ
親ぬ教すぃ事や
読むやならぬヤショラ

4,
山ぬ木ぬ高さ
風に憎まりゅりヨハレ
肝高さ持てぃば
他人に憎まりゅりヤショラ

諸鈍長浜
1,
諸鈍ぬ長浜に 打ちゃげ引く波や
ヒヤルガエハレ
諸鈍ぬ美童ぬ笑い歯茎

2,
諸鈍ぬ美童や 雪ぬゆな歯茎
ヒヤルエハレ
何時が夜ぬ暮りぃてぃみ口吸おうか

3,
諸鈍ぬ長浜や 大和がでぃ響(とぅゆむ)む
ヒヤルガエハレ
諸鈍ぬ美童や 島中響む

4,
浦々ぬ深さ 諸鈍ぬ浦ぬ深さ
ヒヤルガエハレ
諸鈍ぬ美童ぬ 思めぬ深さ

千鳥浜
1,
千鳥浜千鳥ハレ 何(ぬ)が汝(うら)や鳴きゅり
母(あんま)面影(うもかげ)ぬハレ 立ちどぅまた鳴きゅり

2,
面影ぬ立てぃばハレ 亡き迄(がでぃ)やすぃるな
泣ちゅてぃ思(うめぇ)出(じゃ)すぃばハレ勝てぃまた立ちゅり

3,
吾ぬや此ぬシマnハレ 親(うや)親戚(はろじ) 居らぬ
吾ぬ愛しゃしゅん人(ちゅ)どぅハレ親親戚なりゅり

4,
高さハナ 登ぼてぃハレ 親ぬシマ見りゅり
涙(なだ)ぬうさわれてぃハレ見りやまたならぬ

5,
今日(きゅう)や此処(くま)寄りゃてぃハレ色々ぬ遊び
明日(あちゃ)やシマ戻(もどぅ)てぃハレい沙汰またばかり

イショクンバ ハナティンバ
1,
十七、八頃や 夜ぬ暮れどぃ待ちゅり
何時が夜ぬ暮れて 吾自由なりゅり なりゅり
アワレアオサト イショクンバ ハナティンバ

2,
遊べそべ遊べ 二十がでぃ遊べ
四十が声立たば 思たばかり ばかり
アワレアオサト イショクンバ ハナティンバ

3,
遊び夜ぬ浅さ 夜寝と思えば夜中
鳥ぬ歌とぅ思ば にゃ夜ぬ明けてぃ あけてぃ
アワレアオサトイショクンバ ハナティンバ

4,
遊び好き吾きゃが 遊びてぃちからや
吾家ぬ立つ所帯や 覚やねらぬ ねらぬ
アワレアオサト イショクンバ ハナティンバ

5,
唄かわせかわせ 節かわせかわせ
唄ぬかわりばどぅ 節むかわる かわる
アワレアオサト イショクンバ ハナティンバ

あまたさがり
1,
あまた下がりぬ とんてぃぶり ハレ
家ん腰下がりぬう 長なびら
うもれうもれ 年寄人んきゃ ハレ
煮ちゅて うぇしろ 年寄人んきゃ

2,
今日ぬ誇らしゃや ハレ
何時ゆるも勝れヨ ハレ
何時む今日ぬぐとぅに ハレ
あらちマタ 給れヨ

3,
今日ぬよかろ日に ハレ
吾が祝てぃうかばヨ ハレ
月ぬ経つ経ちに ハレ
御祝マタばかりヨ

4,
あっから とぅでぃきゅん         あちらの方から 飛んでくる
ゆむんどぅりくゎ              すずめ
しぃてぃつぃぬ しゃ なんてぃ     蘇鉄(そてつ)の 下 で
くゎば なちぃよ             子供を 生んで
だきゅんちゅん うらんば        抱いてくれる人は いないし
しぃかしゅんちゅむぅ うらんば     あやしてくれる人も いないし

5,
わきゃや やくむぃ          わたしのお兄さんに
たんどぅてぃヨー            頼んだのですよ
ちゅゆる たんでぃ だかそ     一夜 頼んで 抱いてもらおう
たゆる たんでぃ だかそ      ニ夜 頼んで 抱いてもらおう
みゆる たんでぃ だかそ      三夜 頼んで 抱いてもらおう

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1,
なみやひぎゃまわり 吾(わ)ぬや西まわり   あなたは東まわり 私は西まわり
まわりまわてぃから 一道(ちゅみち)なろや   まわりまわって 一つの道になりましょう

2,
いてぃむ きゅうぬ ぐとぅに ありば 玉黄金(たまぐがにぃ)
ぬちに くにしぬぅぎ わがゆ とりゅり

3,
くぬしぬぅぎ とりゅち うやや なちうかむ
なましぬぅぎ とりゅち うきよ ながし




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