むちゃ加那

【歌詞】
1
ハレーイ 喜界や おのでぃぬ 十柱(とぅばや) むちゃ加那
青さぬり はぎが 行(う)もろや むちゃ加那

2
潮(しゅう)や みちゃがゆり 太陽や申(さん)時(とぅき) 下がゆりぃ
十柱(とぅばや) むちゃ加那 潮(しゅう)波に引きゃされて

3
ハレーイ 美らさ 生まりりばよ ハレーイ 同志に
憎まれてよーい
ハレーイ きむちゃげぬ むちゃ加那
ハレーイ 潮(しゅう)波に引きゃされて

【解説】

シマ唄で悲劇の唄として、かんつめと並び有名な唄。唄い手としては、RIKKIさん、牧岡奈美さんが有名でしょうか。
昔、加計呂麻島の生間というところに、うらとみという美しい女性がいた。
彼女はその美貌のため、薩摩の役人に妾になるように、言われたが断り、
それが元で家族が弾圧されたため家族により小舟で逃がされた。
行き着いたところが、喜界島の小野津でそこで知り合った農夫と結婚し、
むちゃ加那という子供をもうけた。むちゃ加那も母に劣らず美人であったため
仲間に疎まれ、あおさを取りに行こうと連れ出されたむちゃ加那は海に突き落とされて
死んでしまう。それを探す母うらとみも狂乱状態で溺死してしまうという物語。
むちゃ加那の墓は喜界島の小野津にある。加計呂麻島にも奉られている場所がある。

 


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