徳之島節
最終更新日時: 2024年11月16日
【歌詞】
1
ハレイ徳之島(とぅくぬしま)向かてぃ
飛(とぅ)びゅる綾蝶(あやはびぃら)々スラヨイヨイ
一時(いとぅき)まちんしょれヤレ
伝言(でぃんごん)ぐゎマタ頼も頼も
シカタヤネンドネンドセンマティアゴグヮ
2
ハレイ飛(とぅ)びゅる鳥(とぅり)だむぇそ
先見(さきみ)しどぅ飛びゅり スラヨイヨイ
汝(な)きゃがきもこころヤレ
見ちどぅ吾(あ)ぬや 来(きゃ)おた 来おた
マワレィヨサンゴービングヮ
ウケィレィヨスィディルフタグヮ
3
徒(あだ)ぬ世ぬ中に
長らえて 居れば
朝夕血ぬ涙や
袖どしぶる 袖どしぶる
仕方やねんど ねんど
吾きゃが魂
4
かしゅて気張たんち
誰がたむぃどぅなりゅる
大和いちゆぎりゃんきゃぬ
たむぃどうなりゅる
いちゅぎりゃんきゃぬ うらめしや
5
かしゅてぃはたらちょち
誰がたむぃどぅなりゅる
大和役人しょうり
たむぃどうなりゅる
6
屋敷 守る神や
皆守てたぼれ
物知らぬわきゃやハレ
手すりうがも
7
浮き世 仮島に 何時(いてぃ)がでぃむ 居らりゅむい
情けあれぃよ 加那 くぬ世ば うさむぃれぃがでぃ
節や水車めぐりあわそ
8
てぃきぬあはがりし たましゃ うどぃてぃ
いきしゃん くとぅあてぃむ 天と大地や
てぃきぬあはがりし たましゃ うどぅてい
【意味】
※3 はかなく苦しいこの世に命長らえていれば
朝夕血の涙で塗れた袖を絞るだけだ
こんなに、苦労して働いたとて
いったい誰の為になるのだ
大和(薩摩の役人)の
ためにしかならない