【シマ唄動画紹介】餅たぼれ 井上弘樹 奄美民謡 徳之島シマ唄 amami

餅たぼれ 井上弘樹 奄美民謡 徳之島シマ唄 関東徳州会 2019, 6, 16

奄美民謡は、シマ(集落)や唄い手により同じ唄でも違いがあり多様性に溢れています。
島唄の言われは、奄美のこのシマ(集落)唄からきています。奄美民謡の多様性が解る唄遊びとなっています。
かっては日本中で流行った唄が徳之島に来て、餅もらい唄となったようです。

” 餅たぼれ(どんどん節) ”

むち(餅)たぼ(給)り たぼ(給)り
ゆうぇ(祝)ぬ むち(餅) たぼ(給)りよ
たぼ(給)ら らぁてぃからや
てぃがら(手柄) せゆんど
ハラドンドンセ サマイトサンセ

きゅう(今日)ぬ ふく(誇)らしゃや
いち(何時)ゆりま ましゃ(勝)るよ
いち(何時)ま きゅう(今日)ぬ ぐとぅ(如)に
あらち たぼ(給)り
ハラドンドンセ サマイトサンセ

かどぅぐち(門口)ぬ 唄や
無礼ながら やしがよ
むぬ(物) 知らぬ わきゃ(私達)や
ゆる(許)ち たぼ(給)り
ハラドンドンセ サマイトサンセ

むち(餅) ふ(欲)さち あらんど
うばん(御飯)ぬ ふ(欲)さちあらんど
むとぅ(元)ぬ うやふじ(親祖先)きゃぬ
まに(真似)どぅ せゆんど
ハラドンドンセ サマイトサンセ

くぃどぅ(花徳)ぬ たむぃきゅ(為清)主や
くぃむぃ(米)ぬ うや(親) ちゅしがよ
むち(餅) むぃ(貰)れが 行じゃとぅ
ちんきち(千切って) たぼ(給)てぃ
ハラドンドンセ サマイトサンセ

あむぃしゃれ(奥様)が むち(餅)や
青か(香)ばしゃ うま(美味)さよ
うり(其)が うん(恩)ぬ くぅい(声)や
うどぅ(踊)てぃ うせ(差上)ら
ハラドンドンセ サマイトサンセ

いくぃ(池)な むぃじぃ(水) た(貯)むぃてぃ
いじゅ(水路) くだ(下)い はら(流)ちよ
やにぃ(来年)ぬ いにぃ(稲)がなしや
あぶし(畦) まくら
ハラドンドンセ サマイトサンセ

やがてぃ あきがゃん(秋利神)から
むち(餅) むぃ(貰)れが けぇ(来)ゆしが
いきゃ(如何) 新らしゃんてぃんま
一つたぼ(給)り
ハラドンドンセ サマイトサンセ

三間家や たてぃ(建)てぃ
二間に 三間 い(建)してぃよ
あが(明)い 障子 立てぃてぃ
にう(匂)い か(香)ばしゃ
ハラドンドンセ サマイトサンセ

うぅしま(大島) 七間切り いきぃ(喜界島)どぅ ちゅ(一)間切りよ
いらぶ(永良部) とぅいしま(鳥島)ぬ
ちぎ(次)や やまとぅ(大和)
ハラドンドンセ サマイトサンセ

どんどん節が はや(流行)る
やまとぅ(大和)から はや(流行)てぃよ
やがてぃ 道之島や
打ち はや(流行)るよ
ハラドンドンセ サマイトサンセ


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