【シマ唄動画紹介】意見口説 伊仙町あけぼの会 奄美民謡 徳之島シマ唄

意見口説 伊仙町あけぼの会 奄美民謡 徳之島シマ唄 2001,6,10

‘’ 十番口説(意見口説)‘’

口説望むか 詠でぃ上せら
吾んが口説や 御目覚まし
委細長らく 詠でぃ上せら

先や一番や命なり 命ぬあればど
何事も思もておる事 成ていきゅり

二番や侍ぬ大本や 手習い学問よく習て
親に孝行しゅし 名代になる

三番や百姓ぬ大本や 折節物作り
遅れらんよう 朝夕油断さんよう働きゅし

四番や家持ち 肝要しゅて
夫ゆし妻ゆし 和談しちゅて
異変な遣り繰り さん事ぬ

五番や大世間 人ぶれは
侍も百姓も 銭もいらぬ
真実交際ゆし 面白さ

六番銭金 求めらに
金ぐゎぬあればど 何事も
思て居る事 成ていきゅり

七番七十ぬ 年なれば
物事様々 思忘めて
楽ゆ好みゅし 面白さ

八番八十ぬ 年なれば
八月八日 とかき取て
米ぬお祝い するばかり

九番や九十ぬ 年なれば
子孫ひき孫 引き連れて
百歳願ゆし 面白さ

十番寿老ぬ たれ人は
昔神代か 話なし
居たか居るむぇか 話なし

かにゃる十一ぬ 意見口説
老いても若さも 聞ちみそれ
朝夕忘れらんよ 上が下


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