六調

最終更新日時: 2024年11月29日

【歌詞】

1
ハーレ踊りずきなら はよでて踊れ
唄ぬ さまれば 踊ららぬヨイヤナー

2
めでためでたの 若松様よ
枝も 栄える 葉もしげる

3
わたしゃあんたに 七惚れ八惚れ
こんど 惚れたら 命がけ

4
立てばしゃくやく 座れば牡丹
歩む 姿は百合の花

5
丘 の高さや 屋久島岳よ
島の 長さや 種子島

6
ここは重富 こゆれば吉野
吉野 こゆれば鹿児の島

7
加那はいくつか 二十二か三か
いつも 変わらぬ二十二 三

8
あなた百まで わしゃ 九十九まで
ともに 白髪のはゆるまで

9
踊り好き なら はよでて踊れ
後は はぐれて おどららぬ

10
好きなお方と 道連れすれば
道の 枯れ草 花が咲く

11
船の船頭 が 誠にあれば
船の 柱に 花がさく

12
立てば しゃくやく 座れば牡丹
歩む 姿は 百合の花

13
千両 万両の 金には惚れぬ
わたしゃ あなたの 気に惚れた

14
わたしゃお前さんに 七惚れ 八惚れ
こんど 惚れたら 命がけ

御免下され 今宵の三味を
汝きゃが お祝いうたいましょう

浜の千鳥は 潮鳴(しゅなり)に踊る
人は 三味音に踊りんしょれ

皆が踊れば 隠れた月も
雲の 合間に笑い顔

はずむ太鼓に 皆出て踊れ
親の 手踊り子が習う

踊り好きなら 早よ出て踊れ
踊り 上手を嫁にとる

奄美娘(しまぬめらべ)の 踊りの美(きょ)らさ
指笛(はと)も 調子の輪をかける

踊り上手ぬ 袖振り見れば
三味に 踊(うど)ゆる 綾蝶(あやはびら)

黄金(くがに)花咲く 鼓(つづみ)の音は
一里 先から加那も呼ぶ

鶴と亀とに 酌して問えば
踊る あなたは九十九まで

めでためでたや 子孫(くわまが)の集(ゆら)い
祝い 屋敷に花が咲く

 


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