雨ぐるみ節

【歌詞】
1
西ぬ管鈍なんぢ 雨ぐるみぬかかてぃ ヨーハレー かかてぃ

かかてぃ ヨーハレー かかてぃ
かかてぃ ヨーハレー かかてぃ

雨ぐるみちあーりょんにゃ わん加那し 涙(むぃなだ)ど ヨーハレー 涙ど
わん加那し 涙(むぃなだ)ど ヨーハレー 涙ど

2
伊津部立神(たちがみ)に 綾手拭(あやてのぐ)ぬ さがてぃ
うさげればよう 大熊(でぇくま) ひきばぁ 伊津部

3↓あんちゃな節でよく使用される歌詞
大和浜下り口なんや 餅米御飯ぬ あんちゃんな ヨウハレ あんちゃんな
うりぐゎ加て物(かてむん)な きのこに きくらげ さい手長(たなが) ヨウハレ さい手長

4
石原(湯湾の場合あり)かじゅまるなんや 鞍掛け馬ぐゎぬ 立ちゅんち
うりが乗ろう乗ろうしゅん人(ちゅう)や 銭金(じぃんかね)持たんば乗ららんど

【意味】
※1 西方村の管鈍(現在の瀬戸内町の管鈍)の空に雨雲が黒くたれさがってきた。
あれは雨雲ではなく、私の愛人の涙ですよ。
※3 ※大和の浜の下り口に、餅米の御飯があり、それのおかずはキノコ、きくらげ、さい(沼えび)、手長エビだ。
※4 ※湯湾のカジュマルの木の所に、鞍をかけた馬が立っている。それに乗ろうとしてもお金が無ければ乗れない(ここでの馬は遊女の例えとも言われる)

【解説】

地域によっていろいろな呼び方があり、テンポの違いでも遅いものを雨ぐるみと言ったりする。
早いものをあんちゃんな節と言ったりする。
北大島では「西ぬ管鈍節」、名瀬の古い言い方では「伊津部立神節」、大和村今里あたりでは「今里立神節」
喜界島では「伊実(ざね)久芭蕉山節」、徳之島では「雨気岳」など。

 


PDF

コメントを残す

シマ唄歌詞

前の記事

野茶坊節
シマ唄歌詞

次の記事

どんどん節