正月着物

【歌詞】

1
ヤーレン正月着物(ぎん)な
破(や)れ着物着ちも
(スラヨイヨイ)
石良(いしゃら)の
美人(きゅらむん)貰(むろ)てぃ 給れ
ヤーレンショーライ

2
ヤーレン向こ道から
雨傘破りゃぬ参(いも)ゆん
(スラヨイヨイ)
吾ん貰れ (わんむれ)ぐゎや あらんかやよ
ヤーレンショーライ

3
ヤーレン梅千代小母(あんま)が
付け(てぃき)しゅん付け (てぃき)しゅん ち参(いも)ゆん
(スラヨイヨイ)
倦(あぐ)ましゃあたんてぃむ
行きゃんばなりゅめ
ヤーレンショーラ イ

4
ヤーレン 黒金(くるがま) 火箸(ひばし)や
むじきりょ さねきりょ しゅんてぃ
(スラヨイヨイー)
か なしゃん 縁(いん)ぐゎや
抜きゃ なりゅめ
ヤーレンショーライ

5
ヤーレン 男(しゅ)がマタ かん御参(いも)いもりゅんちば
(スラヨイヨイー)
櫛(さばき)ばてぃでぃむぃ 水甕(みじぃがみ) 見りぎゃ
ヤーレンショーライ

【意味】

※1
正月の着物に破れた着物を着るくらい辛 抱しても
石原の美人を嫁にもらってください

※2
向こうから、雨傘をかぶった人がやってくる。
あれは、私を嫁にもらいにやって くる人だろう。

※3
うめちよ母さんがお祝いの招待にやって来られる。
たとえ疲れていても行かなければならないだろう。

※4
黒 金の火箸だったらねじ切っても曲げ切っても切り離すことができるkが、
愛しい恋人同士の縁を抜くことはできないだろう。

※5
男衆(ここでは上流階級の人達) 櫛(くし) 水甕(水を入れる容器)

 


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